こんにちは。古民家再生LABOのイシです。
昨日は、みんなの古民家で「古民家タイムトラベル」〜時間旅行へようこそ〜というイベントでした。
心配された天候は、予想通りの雨。

雨男が2人もいれば、無理もありません。。。
さて、このイベントは町田を拠点に活動する昭和レトロポップシンガー、小浜里砂さんによる企画でした。
去年の9月に行われた「秋の古民家祭り&昭和レトロナイト」で初めてみんなの古民家のステージに立って頂いた小浜さんですが、今回は自らが創り出したい世界観があったようで、企画段階から一緒に取り組んできました。
先ずは折紙教室。
折紙工房フルフル亭の古谷先生に「お口」と「お雛様」の作り方を教わりました。
結構難易度が高いと思いましたが、みなさん真剣な表情で見事にハマっておりました(笑)

仕上がりはこんな感じ。凄くないですか??

最後はみんなで笑顔の集合写真。

Airbnbの多摩エリアのおうちホストの所に滞在しているゲストさん(香港とアメリカから)も参加してくれました。

後半は、小浜里砂さんによるライブでした。

小浜さんはなぜ昭和の歌を唄うのか、について考えてみました。
みんなの古民家は築153年の古民家ですが、その中で考えると昭和ってつい最近の事なんですね。
でもその頃の世界が今とは全然違っていてどこか懐かしさを感じさせるのは、当時気づかなかった豊かな文化があったからだと思うのです。
昭和という時代はなんというか経済成長が優先で、いかに「何を手に入れるか」が重要な時代でした。
でも手に入れたものはその瞬間に陳腐化し、時にはバブルという形で消えてしまう、という経験をした方も沢山いらっしゃったかと思います。
君たちはその事を分かっていたのか?

ま、そこだけを切り取ればなんと味気のない時代だったかと思いますが、小浜さんはそういう視点では見ていません。
「豊かになりたい」「あれか欲しい」「これが欲しい」という自分の欲求に正直に応える力、その過程で生まれるストレートな人間の美しさに惚れ込んだのだと思います。
必死に生きている人間は、その目的が何であれ、美しく大切なものを残してくれます。でもその価値は時を経ないと分からない。
成熟した今の時代、経験をしていないからこそ見えてくるものがあるのですね。
そんな価値を分かってか分かってないか(笑)、世代が交差した人たちで最後まで楽しみましたw

余談ですが、小浜さん、歌がすごく上手でした。あ、勿論、前から上手だと思ってましたよ。でもすごく良い方向に進化してると思いました。無理のない自然体な所が、今一番の魅力だと思います。
そうやって自らを進化させつつ、ご自身で今回のような企画をされたのは大いなる意図を感じる所もありましたが、とにかく古民家でのライブは素晴らしいものでした。ギターとパッカーションのお二人も素敵な演奏でした。だからまた次の機会も楽しみにしています。
最後に、雨にも負けずステージ装飾や土間の世界を作り上げて頂いた夜もすがら骨董品店さん、カキ氷を雨の中よく売って頂いた農遊人さん、そして受付など裏方として支えて下さったSさんに感謝申し上げます。
イシでした。
イシ
最新記事 by イシ (全て見る)
- 札幌にて、旅の本質に出会う。 - 2020年3月16日
- 地域とのつながりが加速した2019年 - 2019年12月4日
- 訪日外国人しか見えてない!? - 2019年8月5日
コメントを残す