こんにちは。古民家再生LABOのいしです。
昨年は「令和」という新しい時代を迎え、今年2020年はオリンピックもあり、ますます盛り上がりを見せるぞ日本!、という気持ちでいたのが、新型コロナウィルスの登場で、日本、いや、世界が混乱に陥ることになってしまいました。
当初は観光産業が大きな打撃を受ける位の話でしたが、今はもうそれどころではありません。
ウィルスの蔓延を防ぐために、世界中でありとあらゆる人の行動に制限が課せられています。
私が営業している民泊や、古民家での貸しスペース業も、大きな影響を受けており、特に外国のお客さんからは、毎日のようにキャンセルを受けている状態です。
お互いにとって悲しい瞬間ですが、希望は失わず、また日本に来てくださいと話しています。
そんな暗い状況の中ですが、先日、息子と札幌まで旅行に行ってきました。
いきなり小樽で厳しい吹雪に見舞われましたが、、、

小樽ではここの市場が有名らしく、早速中へ入ってみると、、、

従業員しかいませんでした。。。

普段は訪日外国人客で一杯なんだろうな、、、という空気が痛いほど伝わってきます。

それでもスタッフさんは皆元気で、そんな掛け声につられて入ってみたのは、市場食堂味処たけだ。
久しぶりに食べた海鮮丼。こちらはANAと共同で開発したメニューだそうです。

ぎゅっと詰まった感じの丼に整列した海鮮の役者たち。
少しずつ具を崩しながらわさび醤油を垂らし、ごはんに行き着く頃合いのタイミングでさっとお口にもっていき、ほうばる。
1杯の丼から、数々の味のストーリーが生み出される。
まさに北海道の奥深さを堪能しました。
そんな独り言に、息子はほぼ反応しませんでしたが。。
さて、今回の旅行はこれから大学で一人暮らしを始める息子の家探しという目的もあったのですが、賃貸業や宿泊業を営んでいる私としては、「視察・研修旅行」も兼ねていました。
いくつか物件を回りましたが、親としてはなるべく快適で安心して暮らしてほしいという思いが先行して、ついつい営業の方に話しかけてしまいます。
決めるのは本人だからそんな態度ではいけないと思い、途中からおとなしくしましたが、まあ内見に来る親御さんの気持ちがよく分かったものです。
決めるのは本人だけど、財布を握ってるのは親御さん、ですからね。
そしてあと4年、私も頑張るのだ。

夜は札幌名物の「スープカレー」にハマりました。
初日は、大泉洋がおすすめする(らしい)、スープカリーイエロー。
ぱっと見、クラブかと思いましたよ。

ダントツ人気No1のチキン野菜カリー+ライスにチーズ温玉トッピングを頂きました。

クリーミーなコクと、辛さのレベルがものすごくマッチして、こんなスープカレー食べたことない!という位美味しかったです。
ただ、スープカレーの食べ方って、あまりよくわかっていないかもしれません。。
あまりに美味しかったので次の日も行こうと思ったのですが、その日はお休みでした。
その悔しさを晴らすべく、次の日の夕食もスープカレーの店に足を運ぶことになりました。
(息子よ、ごめん)
スープカレー専門店の名店、Suage。

ここも薄暗い店内で、イエローと似ています。東京渋谷の界隈にもありそうな感じですね。

Suageというからには熱々の素揚げをいってみたい!、ということで、こちらを注文。

店員さんからは「熱いので注意してください」と言われましたが、そこまでは熱くなく、スープも控えめな味で、少々肩透かしを食らった感じでした。。でも息子は普通に美味しいと絶賛していました。
この勝負、イエローに軍配が上がりましたが、どちらも名店ですし、Suiageの方は観光不況もお構いなしに次々とお客さんが入ってきたので、これが本当の実力店かと思いました。
なんか食レポみたいなブログになってしまいましたが、、、
こんな感じで店を回り、街を回り、人に会い、宿では「おかえりなさい」と迎えられ、いつもと違うベッドで寝る。
旅とはつまり、言葉よりも圧倒的で、100%新しい体験だということが、改めてよくわかりました。
そんな素晴らしい体験が制限されている今は、せめて言葉だけでも、という気になります。
言葉といえば、これには感動しましたね。私たちが乗った便でもやってました。
でも想像力をふくらませ、次の旅の計画を練るのも楽しいですからね。
ぜひ前向きな気持ちで、この難局を乗り切りましょう。
いしでした。
イシ
最新記事 by イシ (全て見る)
- 札幌にて、旅の本質に出会う。 - 2020年3月16日
- 地域とのつながりが加速した2019年 - 2019年12月4日
- 訪日外国人しか見えてない!? - 2019年8月5日
コメントを残す