このままじゃ終われないぞ2017年!

こんにちは。古民家再生LABOのいしです。

前回の投稿から2ヶ月近くが経ってしまいました。しかも奥能登国際芸術祭の「前座編」で止まっていて「本編」はいつぞや?と思っていた方もいらっしゃるでしょう。

とりあえずコイツで妄想しててくださいw

心の中では「確かな思い出」があり、本編を書きたい気持ちで一杯なのですが、今日はここ2ヶ月で起こったことに対する率直な気持ちや意見を書きたいと思います。
主に民泊新法に関する自治体の動きについてです。

今年の6月に住宅宿泊事業法(以下民泊新法)が成立し、来年2018年の6月をめどに施行されることになりました。人を宿泊させてそれに対する対価を受け取る行為は旅館業の免許が必要ですが、インターネットの発展で誰もが簡単にそれを行うことができるようになり、免許を取らずに、というか免許の存在も知らずにサービスの提供をする人達が急激に増えました。

急激に増えたということは、それだけ需要があったということですが、管理の甘いホスト(貸主)も多く、近隣トラブルが頻発。住民からのクレーム対応する行政(主に保健所ですか?」)も大変だったというか、今でも大変な思いをされていると思います。

政府は訪日外国人をもっと増やして民泊をその受け皿の一つとして活用したい考えで、民泊新法もそんな流れで出来た訳ですが、各自治体からは「現場はそれどころじゃねーんだよ!」という悲痛な声も聞こえてきそうです。特区制度を活用してうまくやっている自治体もありますが、まだまだ少ないのが現状ですね。

そんなこともあってかここ2ヶ月で、主に都市部では民泊新法の運用で独自の規制を敷く動きが始まっています。

+平日は民泊禁止。
+住宅地では民泊禁止
+駅前だけならOK
などなど。

もちろん住民の声や業界団体の影響もあると思いますが、「クレーム対応はもうこりごり」というのが自治体の率直な気持ちなのかもしれません。これまでの経緯を考えればそれはやむを得ない措置とも言えるでしょう。

 

でもここで少し長期的な視点で考えてみたいと思います。

 

国が新しい法律を作るということはどういうことでしょうか?混乱を収めるという短期的な目的もあれば、より良い社会を作っていくという長期的な目的もあります。民泊新法も、もちろんより良い社会を作っていくという目的があるからこそ作られたんだと思っています。

では民泊新法を作ることによってどんな「より良い社会」が生まれるのでしょうか?

訪日外国人が増えて経済が活性化すればそれは「より良い社会」なのでしょうか?

近隣トラブルが減ればそれも「より良い社会」なのでしょうか?

もしそれでよしとするのなら、国が新しい法律を作るまでもなく、経済対策(東京オリンピックまで?)や行政指導で十分だったのではないかと思います。

ちなみに私が考える、民泊新法ができることで生まれるより良い社会とはこんな感じです。

「個人がいつでも好きなように他人を受け入れることができる社会」

えぇ、ユートピアとか言われそうですが、民泊の最大の魅力って、人がその人らしく生きる機会を得られることだと思うんです。

例えば使われてない部屋を他人に使ってもらうにしても、そこから新しい人とのかかわりが生まれたり、家族との関係性が深くなったりします。

会ったことのない人を自宅に泊める唯一の方法が、自分自身のちょっとした勇気であることに気付くとか。

ゲスト(借主)に地元の商店街のお気に入りの喫茶店を紹介したら、毎朝通うようになって店主に喜ばれたとか。

親の介護で会社勤めが出来なくなって、自宅で出来る民泊を始めたら毎回来るゲストが面白くて人生そのものが好転したとか。

まだ世の中に伝わりきれていない民泊の魅力は今も日本のどこかで毎日生まれています。

あと当然ですが、対価を頂く以上は相手や近隣に対して責任を全うするということも必要です。

個人がそういった活動を通じて「生きがい」を感じ「他人に対する寛容さ」を学んでいくことでより良い社会が生まれる。

何歳になっても「生きてて楽しい」と感じられればそれはすばらしい人生であり、民泊という手段でそれが実現できれば国がこの法律を作った意味があるのかもしれません。

日本はこれから人口が減少し、高齢者が増えていきます。自分たちが取り残されていくという感覚が訪れる前に、個人が他人を受け入れる寛容さや免疫力を高めていく必要があると思います。

話は自治体の規制に戻りますが、もし街を終わらせたく無ければ、ちょっと勇気を出して他人を受け入れようと思っている人達の妨害だけはしないで頂きたいです。

ちなみに「他人」というのは訪日外国人だけではないですからね。自分以外の人は全て「他人」です。そういう意味で民泊の裾野はとてつもなく広いし、だから底知れぬ可能性があると思っています。

今人気のあなたの街も、いずれは人口減少に転じ多くは高齢者になります。そうなった時に「つまらない寂れた街」にならないよう開かれた街づくりの出発点になれば。そんな風に思っています。それには教育も大事ですがそれ話すと長くなるので、、、。

自分が住んでいる地域は民泊トラブルとか聞かないですが、街としての潜在力はあると思っているので変に規制を作られないよう行動をしていきたいと思います。

 

そう、このままじゃ終われないぞ2017年!

いしでした。

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イシ

もう少しで取り壊すところだった実家の古民家(東京都町田市)を土壇場で再生し、貸しスタジオとして運用しています。2015年に「みんなの古民家」として開所して以来、様々なご縁に恵まれ、今では年間1000人を超える来場者に支えられるまでになりました。今後は再生だけでなく持続可能な古民家やそのネットワーク構築を目指して日々奮闘中。家族ぐるみのシェアリングビジネスに興味があり、シェアハウスの運営も行っています。

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もう少しで取り壊すところだった実家の古民家(東京都町田市)を土壇場で再生し、貸しスタジオとして運用しています。2015年に「みんなの古民家」として開所して以来、様々なご縁に恵まれ、今では年間1000人を超える来場者に支えられるまでになりました。今後は再生だけでなく持続可能な古民家やそのネットワーク構築を目指して日々奮闘中。家族ぐるみのシェアリングビジネスに興味があり、シェアハウスの運営も行っています。