こんにちは。古民家再生LABOのイシ(イシ@実家の古民家再生中)です。
先週末、近所の友人Mさんと富士五湖・箱根を回ってきました。Mさんの他にタイ人カップルも一緒だったのですが、Mさんは奥様がタイ人で、その関係でタイやアジア諸国からMさんの所にやってくる旅行者が多いのだそうです。
Mさんは、そんな彼らに観光地を紹介したり、実際に連れってたりしていて、彼らの嗜好に合ったコースを知り尽くしているらしく、


しかも、「古民家に外国人が沢山集まっている場所がある」と言うではないですか!これはますます期待が高まります!
目次
「濃いめでスムージーな富士山周遊」のアクセントは山里にあった。
いきなり!地元の人達も驚く外国人がやたらと集まるスポットへ到着。
この日はタイ人も奥さんも行くのかなと思ってたら、何故かリビングで爆睡していています。(後から聞いたのですがお仕事ハードだったみたいです)
「あれ、タイ語喋る人いないぞ、、大丈夫かなあ?」と思ったら、なんとMさんもタイ語がペラペラでした!
やっぱ異国の地で自国の言葉を話せる人って頼りになりますよね!
そんなタイ語と日本語が行き交う車内に慣れてきたと思ったら、最初の目的地に到着しました。
ここです。
観光業界に携わってる人なら誰でも知ってますよね。日本一有名な「外国人が見つけた絶景スポット」です。
富士浅間神社と言って、この塔は戦没者を祀っている建物なのですが、アジア系の人は気にする素振りもせず写真を撮りまくってました。
富士山が辛うじて見えてMさんもほっとしてました。
「イシさん、パノラマ撮るよぉ〜」とタイ人カップルに指示されるままに動いたら、こんなのが撮れました。
かなり亡霊写真っぽいですが、タイ人は写真を撮るのが大好き。「全然大丈夫、よくできたよ〜」と笑ってました。
人気スポットは時間帯をうまく避けて、賢く行動。
この前の京都旅行では人の多さにうんざりしましたが、今回は早朝に出たので、道も空いてて行く所全てが穏やかでした。
特に富士五湖周辺は、癒されましたね〜。
河口湖に一面のお花畑。
一番神秘的だった西湖。
どの湖も湖面が低いのが気になりましたが、思いにふけて、ゆったりとした時間を過ごせました。一瞬でもこうやって脳みそがからっぽになる時間は貴重ですね。
山里に超絶エンターテイメント???
そんな神秘的な西湖のほとりに茅葺屋根の集落?がありました。もしかしてそこがMさんが言っていた「古民家に外国人が集まってる所か??」と思ったらその通りでした。
里山をぐんぐんと進んでいくと、、
ありました!
到着すると既に行列ができています。運悪く、中国からの団体さんが先に入ってしまってました。。
ま、これは珍しくない光景で、最近になって「値上げ」を敢行したそうです。
それでも十分安いと思うのは僕だけでしょうか、、?
衣装の着付けは地元のボランティアが手伝っているのでこの料金が実現しているのだそうですが、団体客ってのもあって結構てんてこ舞いで、おばあちゃんの顔が心なしか少しやつれていたのが気になりました。
そんな状況にもかかわらず、私も忍者体験に参加してみました。(空気読め!)
忍者なのに目が笑ってます、、、我ながら酷いショットですw
一方、タイ人カップルはノリノリで、大撮影会が始まり、、、
もちろん私もキャストとして駆り出されました。
私は10分で飽きてしまいましたが、みんなの古民家にやってくるコスプレーヤー達の気持ちが少しは分かるような気がしました。
ちなみに制限時間は無くて、営業時間内なら好きなだけ遊んでて良いそうです。自然に囲まれた環境で、本物(に限りなく近い)の衣装を着て、ある意味タイムスリップを体験出来る。これで人が集まらない訳がないですね。
さて、ここで私が見たかったのは、やはり古民家の防火システム。少し前にYOUTUBEで見たことのある上から霧が降ってくるアレです。
中央のあたりで配管が地面からてっぺんまで伸びているのがわかるでしょうか?これは樋の排水ではなくて給水管です。
いざという時は、ここからギュイーンと水が登っていくという訳です。
「実際はどうやって放水されるんですか?」って聞いたら、
「いや、あそこ行ってさ、手動でバルブを開けるだよ」とのこと。
システムというよりはかなりアナログな世界でした。これならうちでもできるかな?
ここは誰も住んでいないそうなので、維持管理はなかなか大変みたいです。今はお客さんが沢山来ていますがずっと続く訳ではないので、持続可能な仕組みを考えていかないといけないですね。あぁ、、これもうちと同じだ。
午後になるとチャイナタウンがちらほら出現w
午後になると人混みも目立つようになり、観光地らしくなってきました。特に「忍野八海」という富士山の名水を汲める所は中国人に大人気らしく、「ここはチャイナタウン?」と錯覚するくらいの人出でした。
色々と注意書きが書かれているのがいかにも有名観光地、、ですね。
人混みはイヤイヤと、そそくさと退散して次の場所に向かいます。
てか次の場所もまたすごい人でした。。
大涌谷です。
疲れてきたので、もう人も写したくありません。ただぼーっと蒸気を眺めていました。
ここはロープウェイでしか行けないと思ってましたが、車でも行けるんですね。この日はまだ空いてましたが、天気が良い時は富士山が絶景ということもあり、駐車場に長蛇の列が出来るそうです。
しかも山頂ということもあって、強風の時は車のドアを開けたはずみで隣の車にぶつける事故が頻発。車で行く人は十分に注意してくださいね(特に当て逃げ)
有名観光地も「誰と行くか」が大事。
この後は芦ノ湖、鈴廣でかまぼこ買って、東名の渋滞に軽くハマって帰宅。
いやー、濃いぃ旅でした。普通だったら2日はかかってます。ただこう書くと沢山行く所があってさぞ忙しそうな旅に見えますが、実際はかなりゆったりした時間を過ごせたのですよ。
それは、早い時間に出発して人の少ない時間帯に目的地に行けたこと。渋滞にも殆どハマらなかったこと。そして連れてってくださったMさんの配慮や、ホスピタリティが一番だったからではないでしょうか。
やっぱ連れてってくれる人が焦ってたら疲れちゃいますからね。
あんな山里の古民家で外国人が大挙して来ているのに勇気が沸きましたし、実際に体験を通じてコスプレイヤーの気持ちが少しでも分かったのも大きな収穫でした。
今後Mさんとは、「家も近いので一緒に古民家でコラボできたらいいね」と、帰路、車中で熱く語ってしまいました。
タイ人カップルは子供のように寝てましたっけ。それもまた幸せな光景でした。
また一つ、人生の楽しい輪が広がった1日でした。
イシ
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