こんにちは。古民家再生LABOのイシ(@020903150813h)です。
花見もやっと真っ盛り。ここ最近「桜咲いてますか?」の質問攻めで全く仕事にならないイシ(笑)ですが、それでも色々と物事は進んでいて、6月に横浜で新しいシェアハウスがオープンすることになりました!
目次
横浜で7年シェアハウスをやって思ったこと。「やっぱシェアハウスやるなら横浜かな?」
プチ告白します。実は嫌々始めたのだったシェアハウスw

新しいシェアハウスの話をする前に、ちょっと過去の話を。
イシが手がけるシェアハウスは、特に際立ったコンセプトはないのですが、強いて言えば名前かと思います。
「いしえもんシェアハウス」
*第1号ハウスのロゴ。
いしえもんって、ちょっと珍しい名前ですよね。
友達から強く勧められて嫌々採用したこのネーミングだったのですが、2年も経てば慣れるもので、今は何とも思わなくなりました。
そして今では「シェアハウスといえばいしえもん」という位に知名度も抜群になりました(ホントか?)
当時、あれほど嫌がったのに、半ば強引にこんなユニークな命名をしてくれた友人には、感謝してもし切れません。
横浜といえば坂。坂といえば横浜。それが何か?

さて、横浜はどこに行っても坂が多く、暮らすのに便利とは言えない街です。
でも坂があるということは、若い頃は足腰が鍛えられ、年配になるとボケ防止にもなる。とも言えます。
雨とかで困ったらバスを使えばいいし。(市営バスの充実度、ハンパ無いんです)
そして、坂があることで誇り高きことは、街並みが美しいということ。
世界中の都市を見ても、坂がある街って変化に富んでいて、歴史や文化の香りでいっぱいです。
(例えばイタリアのアマルフィ、アメリカのサンフランシスコ)
横浜はそこまで歴史がある都市ではないですが、歴史を大切にしていこうという気概はけっこう感じます。
ここまではがんばった!
ウチのシェアハウスも例外なく、、、坂の途中にあります。
ところで、坂のある物件を案内する時、不動産屋は
「丘の上」
「高台」
「眺望良好」
と表現しながら、心の中では
「断崖」
「絶壁」
「こんなとこ住めるか」
と心の中でつぶやいてるもの。
私自身も内覧で案内をする時、関東平野の平らな所で育った人とかを案内する際はけっこう気を遣います。(ハウスに着く頃には決まって疲弊してしまうので)
不動産屋の心のつぶやきが現実のものとなる、まさにその瞬間です。
それでも横浜というブランドに魅力を感じ、坂という環境に自らを合わせて入居を決めてくれる人もたくさんいらっしゃいます。
これはなんともありがたい話ですね。
多少悪い立地条件でも「横浜」と名乗れること。これが横浜でシェアハウスをする一番のメリットかもしれません。
新しいシェアハウスは駅から5分。でも侮ってはいけない。
*写真は本文と関係ありません。
さて、今回新しくオープンするシェアハウスは駅から徒歩5分。「おぉ、これは駅近!」と思いましたが、実際歩いてみると相変わらず坂だらけでした(笑)
でも現地に着くと、これがまた高台にあって、とっても気持ち良く過ごせそうな雰囲気。そうそう、5〜6分だと息が切れる前に着くんです。
横浜でも超有名な商店街もすぐ近くだし、生活も便利そうです。この辺はまた今度お話しします。
横浜で7年シェアハウスをやってきて分かったこととは?

シェアハウスを運営するのに横浜を選んだ理由は色々ありますが、1番なのはやっぱり「横浜」というブランド。
これは想像通りで、実際地方からやってくる方で、「とにかく横浜に住みたい」という一定の層が存在することがわかりました。また、利便性より環境を重視する方にはとても評価が高かったです。
最近は東京を除いた都市別のシェアハウス検索キーワードは、ダントツで横浜がナンバーワンです。
(某シェアハウスポータルサイト調べ)
また、横浜市はとにかく広いです。いつだか「ランドマークタワーが見える所は全部横浜市」と聞きかじったことがありますが、横浜市内であればどんな辺境でも「横浜」と言える。ここもポイントだと思いました。
(ちなみにいしえもんシェアハウスは辺境にはありませんからねw)
人口も現在369万人。横浜だけで既に経済圏(国?)が出来上がっており、だから横浜市民は東京に行きたがらない、というのは有名な話です。
うちのシェアハウスに住んでいる人も、東京に出る人はあまりいません。なので、いつのまにか「浜っ子」になってしまっています。
横浜で7年シェアハウスをやってきて、最近気になることとは?
そんな横浜市も、近年は地域格差があるようで、「知れば知るほど排他的な街だ」と思う所もままあります。
全体としては、山よりも港、西部よりも東部が優遇?される傾向があります。
沿線で言うと、特に相鉄線に対する扱いがひどいです。(行政が悪いというわけではないですよ!)
せっかく憧れの横浜に来たのに、ちょっと田舎に住んだだけで小バカにされちゃう。そんな風潮はどうしたものか?と思ってしまいます。
シェアハウスを通じて、横浜という器(DNA)を磨いていきたい。
イシは横浜市民でないのですが、外部の目から見た横浜市民は「おとなしいけどプライドが高い」というイメージです。
(そういえば、石川県金沢市もそんな感じだったね。)
そのプライドが今の横浜ブランドを作ってきたんだなーというのはよくわかるのですが、まだまだイケるんじゃないかって思う時もあります。
そもそもは横浜って開国の街ですし、外からの人々や文化に対する懐の深さが魅力、というかDNAだったりするんじゃないかと思います。
そう遠くないご先祖様も多くは外から入ってきたんだろうし、今もそのDNAは受け継がれていると思いますが、戦後の経済発展の過程で移り住んできた人たちの多くが、魅力の尺度を「区」や「沿線」で分けたがる傾向にあるのはちょっと残念な所です。
ま、369万人もいれば、分けたくなるのも分からなくはないですが。。
これだけの大都市になってくるとはご先祖様は想像もしてなかったと思いますが、今後も人が集う魅力的な都市であり続けるには、多様な人を受け入れるという懐の深さが重要だと思うんです。
そんなことで、色々な人が集ってくるシェアハウス運営を通じて、横浜のDNAを少しでも取り戻すことができたらいいなー、なんて最近は思ったりしています。
あ、ついでにDeNAとでも言っといますか。
そう、新しいシェアハウスはこれまでのノウハウと共に、横浜のディーエヌエーを注ぎ込んでいこう!と思っています。
横浜LOVEな方は、下からお問い合わせくださいね。
ちょっと強引に締めくくった、イシでした。
イシ
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